電車で見かける広告の中で印象深いものの一つが、JR東海がもう10年くらいやっている「そうだ 京都、行こう。」というキャンペーンだ。見るたびに京都を訪れたくなる優れた広告なのだが、先日その写真集を同僚から借りることができた。
普及価格帯だけあって写真の印刷クオリティは高くない。写真とコピーが完全に分けてレイアウトされているため、駅張りポスターなどで見られるあの絶妙のバランスを味わえないのも残念だ。しかし、個々の写真や言葉はやはりすばらしい。一押しは’94春の渡月橋。この世のものとは思えない怪しさに満ちている。